155回例会|日本穀物科学研究会ホームページ

日本穀物科学研究会
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<第155回例会>
『昭和産業株式会社 神戸工場 工場見学』
日時 2013年9月6日(金) 13:00〜16:40
場所 昭和産業株式会社 神戸工場
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「昭和産業株式会社 神戸工場 工場見学」
  製粉工場、ミックス工場、製油工場見学会
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「昭和産業株式会社神戸工場のAIBフードセーフティの取組みについて」
昭和産業株式会社 神戸工場
改善推進チーム  山田明子 氏
〔AIBフードセーフティについて〕
 安全な食品を製造するためのガイドラインであるGMP(適性製造規範)を重視した食品安全管理システムで、AIB国際検査統合基準は5つのカテゴリーから構成されており、監査では、原料から出荷までの全工程をみることが原則で、現場重視の監査となっています。

〔昭和産業の食品安全マネジメントシステム〕
 当社の食品安全マネジメントシステムは、ISO9001、ISO22000とAIBで構築されており、5S・教育・改善活動といったものをベースに組織の関与・責任の明確化、さらにHACCP管理を融合し、お客様に安心・安全な製品を提供するため、現場を含め会社一丸となって活動しております。

〔AIB活動を通じて〕
 当工場では7年前から製粉工場、6年前からミックス工場へAIB活動を導入しています。そして昨年、製油充填工場へ水平展開を行ないました。
 AIB第三者監査は年1回ですが、これ以上にも、第一者監査として他工場や本社技術部門が行なう「AIB内部監査」、工場の他部門のメンバーによる「自主検査」を毎月実施し、工場内の不具合箇所を徹底的に摘出し、指摘リストを作成して「考える化」を展開しております。この指摘リストは、工場内で共有化しておりますので、改善活動状況が一目でわかり、不具合箇所の改善を着実にできる体制になっています。
 また、現場の改善活動を進めるために、提案制度を実施し、一人ひとりの技術力向上を目的に、技能検定試験や教育を行ないながら、現場力の底上げにつなげています。提案件数も年々増加傾向にあり、一人ひとりが快適な職場を求めて日々何事にも意識しながら活動を続けた結果として、AIBを導入している製粉・ミックス・充填工場の3セクションではいずれも930点(1000点満点)以上の高得点を取れる状態になっています。
 お客様に安心・安全な製品を提供するためには、現場力の底上げが重要となります。そこで、幾つかの事例をあげながらAIB活動を継続的に取組むことによって、「古くてもキレイでキチンとした工場」を維持し続けている現状をお伝えしていきます。
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  ※昭和産業株式会社 神戸工場 様
   ご協力ありがとうございました。

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