研究会の概略紹介

■会の前身と発足
日本穀物科学研究会の前身は関西穀物科学研究会で1974年に設立されました。製粉会社が中心になり、関西地区のベーカリーエンジニヤー、小麦粉関係の企業、イーストや油脂関係の企業の技術者、業界新聞関係者、大学や公立の研究所の研究者等が集まって定期的に開催して来た勉強会を、日清製粉株式会社の岡田憲三氏等が世話役となり、大阪府立大学の米沢大造教授を会長に関西穀物科学研究会として発足したのが始まりです。
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■当研究会の活動
研究会では年に4回の定例会を持ち(そのうち1回は工場見学)、講演は穀物、およびその生産、加工技術、装置、流通など基礎から応用までに亘り我が国では比類ない研究会です。また、講演会では関西の研究者の発表のみならず、カナダにおける穀物科学研究の第一人者Dr. Bushuckを始め、Dr. Tipples、 Dr. Matsuo、オーストラリアのDr. McIntosh、Mr. Crossbie、アメリカ、スウェーデン、ヴェトナム等々からの穀物学者のご講演を戴き、2001年には関西穀物科学研究会から日本穀物科学研究会と改称され、よりグローバルな視点に立って活動を続けています。
また、日本穀物科学研究会では設立10周年ごとに記念集を発刊しており、既に「穀物科学第1〜3集」が発刊されています。特に30周年記念事業として、2004年11月には日本農芸化学会、日本食品科学工学会の後援のもと「21世紀の食の安全、健康志向を目指した食品開発の展望」をテーマとし、カナダマニトバ大学のW. Bushuk先生等著名な先生をお招きして講演会を行ないました。
このように本研究会では産業界、学界、官界に所属する会員同志が緊密に連携し食の安心・安全、健康志向を目指した食品の開発に寄与することをその目的としています。

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